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体験レポートExperience report

季節のワークショップ 2016/ 4/29


湿気と呼吸器

このワークショップの前の時間は、人体力学体操のグループレッスンだったのですが、その際に説明された内容を掘り下げたのが、今回の季節のワークショップです。
講師による、人体力学の説明
講義の内容は、腎臓と肺の負担についてです。
三寒四温の名前通り、暖かい日が続いたと思うと、突然肌寒い日がやってくる、そんな気候の変動に、腎臓と肺が疲れてくるというお話しです。

夏へ向けて準備中の体は、まだ上手に汗をかけません。その結果、不要な水分は尿として排泄するため、腎臓の仕事量が増えます。

今の季節に、脚関節が腫れる浮腫む等の症状が多く、上半身ではめまい耳鳴りのどの症状等が多いのは、それらが腎臓の関連箇所だからです。
このメカニズムは、早川先生が黒板に書き込んだ人体力学理論によって、説明されました。

肺は、湿気で疲労する

湿気の多い空気を吸うことによって、肺が疲労することについても説明されました。今の時分は、老人や子供の肺炎にも注意が必要な季節です。
それらの説明の後、今回のワークショップでは、いざという時の救急操法として、「肋骨寄せ」を学ぶことになりました。「胸が痛い」「呼吸が苦しい」、そんな救急時の整体法です。

自分で行う肋骨寄せ身体というものは、疲労すると拡がりながら下がる傾向があります。
骨格や筋肉だけではなく、臓器も疲れが溜まると拡張したり下垂します。
こういったとき、ひとまず締めてみる。中心に向かって寄せてみる。そうすることで、身体の働きを改善させていくのです。

まずは自分の呼吸が苦しくなった時の対処法として、自分で行う「肋骨寄せ」の方法を教わりました。
腕を組むように肋骨を締める、もしくはうつ伏せになって自分の腕で胸を圧迫して締める、など何種類かの方法が公開されました。

実習の際には、仰向けやうつぶせ、座位など各参加者が自分にとって一番ラクな方法で行いました。
写真で見ると窮屈に見えますが、行ってみると平常時でも呼吸が楽になるのです。

実習・肋骨寄せ

肋骨寄せ肋骨を中心に寄せると、呼吸が楽になる。
それを感じたうえで、いよいよ操法としての「肋骨寄せ」を学びます。

まずは、早川先生による模範の型が示されました。
相手の横に膝をつき、肋骨に手を添えてるだけに見えますが、掌と右膝との対応する角度が決まることによって、受け手は胸の周囲に強力なサポーターを巻いたような拘束力を感じます。

見た目には分かりにくいのですが、実際に受けてみると、非常に呼吸し難くなります。
少し耐えたところで、ゆっくり呼吸に合わせて手を離されると、ぐうっと深い呼吸が入ってきます。

受け手に聞く 模範技を手がかりに、二人一組で練習開始です。
注意点としては、整体の技術全般がそうなのですが、決して腕の力で締めようとしないこと。開いた肋骨を腕力で締めようとすると、指導する側が身体を壊します。

これを防ぐためには、精確な型や構え、膝や掌の接点、力を送る角度など、たった一挙動の動きの中に無数の要点が存在します。
構え方はサポートの指導者が修正していましたが、力の角度については、最初のうちは受け手に角度を聞きながら行いました。

肋骨が中心に収まる角度を、受け手が誘導します。角度が上手く決まると、指導側も中心をとらえた手ごたえを感じます。
この感覚をしっかり身体で覚えておくことで、相手の体格や性別が変わっても、常に正しい技が使えるようになるための基準ができます。

全体練習 何種類かある「肋骨寄せ」のうちの一つを、今回は練習しました。
本来は、何度か相手を変えながらの練習がしたいところでしたが、構え方や技の動きを確かめながらの練習だったため、あっという間に終了時間になってしまいました。

それでも実習の後は、「呼吸が楽になった」と参加者の皆さんから、笑顔がこぼれていました。
締めると、後から緩んでくる。そんな人体の不思議な現象を、身をもって体験できたのではないでしょうか。

講座の最後に、「実際に苦しい時は、横寝やうつぶせになることが多いです」と、早川先生から、応用の構えを見せてもらいました。動きの理論は、基本型と同じです。

救急操法ということで紹介された「肋骨寄せ」は、身の回りで誰かが「呼吸が苦しい」となったとき、極めて有効な技法のひとつです。
今日の練習を覚えておくと、いざという時に、きっと役に立つはずです。
ご自宅で、ご家族をつかまえて、ぜひ復習しておいてください。

次回のワークショップは、7月です。

(レポート・松本英樹)


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