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☆★☆読心術?!☆★☆
東京で月に数回行われる
井本先生の操法。
ときどき、操法室の先生から
無言のサインが飛んでくることがあります。
先生が操法の流れを中断されることは
まずないため、
サインが飛んでくるのはよほどの時。
ほんの僅かの指先の動きだったり
時にはもう、目線だけの合図だったりするので、
瞬間、背筋に緊張が走り、頭がフル回転します。
「しまった~~~なんだろう?!
操法室が暑すぎた?!
音楽が小さい?
選曲が合ってない??
患者さんの気配に
気づけていない??」
先生の手を止めさせてしまうほどの違和感に
先に気づけていないことが
そもそも一番の失敗です。
逆に、操法室の空気と一つになれている時は、
自然とサインの意味がわかるので
フシギです。
もうひとつ緊張するのが、
赤ちゃんや小さなお子さんと一緒に
操法室に入る時。
お子さんが安心できるよう
かつ、
操法の流れを妨げないよう
リラックスしすぎても、緊張しすぎても
操法室の空気に合いません。
そして、体を読みながら
核となる問いを、先生がふっとされることがあります。
「この子は、補食は何を食べていますか」
「断乳はしましたか」
「しばらく熱を出していないのではないですか」
即答できないと、背中に冷や汗が…
「…スミマセン、お母さんに伺ってみます」と言っても、もう手遅れ。
今、体が変わる瞬間のこの時!
という大事なタイミングを逸してしまう責任は
はかりしれません。
次に同じ失敗を決して繰り返さないよう
自戒しながら、
体を読む上で大切な
たくさんの道筋を教えて頂きます。
いつか、
僅かな気配、
僅かな動きからでも
相手の方の言葉にならない声が
聞こえるようになることを念じつつ…
先日、先生がチラッとこちらをご覧になり、
指先でくるくるっと渦を描かれました。
初めて見るサインに
受付騒然。
「なんだ?あれはなんだ??」
結局わからなかった
答えは…
先生が徳山室からお持ちくださった
渦巻型のお香でした!
道のりはまだまだ
遠いです…(>_<)
それではまた次号で!
【2018年11月30日配信 vol.78より】